研修・見学の方々からの声57


 

 先日はお忙しい中、研修を受け入れてくださいましてどうもありがとうございました。2年前、先生が東京で実施されたセミナーに参加して以来ずっと研修にお伺いしたいと考えておりましたので、今回ようやくその夢をかなえることができました。3日間という短い期間ではありましたが、先生の治療を間近で拝見することができ、目から鱗が落ちるような思いがしました。

 研修中は「開穴」に王不留行や皮内鍼を置くだけで一瞬にして局所の圧痛が取れるという場面を何度も目の当たりにしました。最初は半信半疑だったのですが、百聞は一見に如かずで、何より患者さんがその変化に気が付いていらっしゃいます。先生の診察は非常に丁寧で、舌診、脈診、募穴診、腓腹筋・首周六合の触診、十二経脈の切経、背診、耳穴診などにより問題のある経絡を見つけ、配穴を導き出されていました。配穴には先生独自のご経験に基づくものや、子午の陰陽によるものなど、通常ではあまり経験することのない方法も採用されていて大変勉強になりました。

 先生はすべての患者さんに対して真摯に向き合い、優しい言葉をかけ、治療に関するご説明も丁寧にされていて、治療家として是非このようになりたいと思いました。患者さんの中には「ここに来て先生に診ていただくだけでよくなるような気がするんです」とおっしゃっていた方もいらして、先生が患者さんの精神面での支えにもなっておられることに感銘を受けました。

 私も研修中に一度先生に治療していただく機会があったのですが、切経時、右足の胆経の光明に反応があった際、「もしかして左眼がお悪い?」と訊かれました。私は2年前から左眼だけ緑内障を患っているので、先生のご明察には本当にびっくりしました。また、右手の小腸経の井穴(少沢)にも瀉の反応があったため刺絡をしていただいたのですが、その後、肩甲骨の小腸経ライン(肩貞、天宗あたり)にあった圧痛が嘘のように取れてしまい、今更ながら経絡の力を思い知らされたという気がしました。

 治療院はスタッフの先生方のお心配りの賜物と存じますが、明るく清潔で、随所にお庭で咲いていたお花がセンス良く活けられていて、本当に気持ちの良い、ずっといたくなるような空間でした。研修中、突然の夕立が訪れた後、広い空に大きな虹がかかったのも、東京の汚く狭い空に慣れてしまった自分には奇跡のように美しく見えました。

 先生は治療以外に日中の友好関係にもご尽力されていて、ちょうど私が伺った週の週末も中国人留学生を招いて庭でバーベキューをするのだとおっしゃっていました。今のような日中関係の緊張の中、このように地道な活動をされているということは大変ご立派なことと存じます。

 末筆になりましたが、吉川先生、スタッフの天野先生、梅津先生には大変お世話になり、心よりお礼を申し上げたいと存じます。皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げます。

2013年9月3日
東京都 日本医学柔整鍼灸専門学校3年
藏田 千鶴




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