研修体験者の声


 
研修体験後の方々からの声を紹介します

その1

■今回研修を受けさせていただいて、いろいろと勉強になりました。北海道まで行って本当に得るものがあるのか正直不安な気持ちもありましたが、行ってよかったと思える研修でした。その中でも特に印象に残ったことをいくつか振り返ってみたいと思います。

丁寧なこと
 最初に驚いたのは、先生が患者さんに反応を聞きながら治療を進めていることでした。そして、その反応を確かめながら一穴ずつ治療を進め、最後には症状がよくなってしまう。まるで病気を丁寧に追い詰めていくような治療がとても印象的でした。先生が謙虚に患者さんを観察している姿には、テクニック以前の物事に対する姿勢が大切なことを思い知らされました。

進化していること
 次に驚いたのはまだまだ治療が進化し続けていることでした。たまたま以前の置鍼方法をみる機会がありましたが、現在とかなり違っているのでびっくり。さらに現在の方法だと明らかに効果がよいのにまたびっくりさせられました。正直これほどの違いがあることや、そのような違いに気づく観察眼、検証し実践に使っていく探究心はとても印象に残りました。

オープンなこと
 患者さんの反応やそれに対する治療も見せていただいているので、どのような反応にどのように治療しているのかを全て見せていただくことができました。神業を遠くから拝見する様なものとは違って全てオープンにしていただける研修なので、臨床経験の浅い私には大変ためになりました。

2008年11月
北陸 医師


その2

■この度はお忙しいにもかかわらず、時間を惜しまず、「いろは」から教えてくださり、本当にありがとうございました。
 この一週間は、私にとって誠に充実した一週間となりました。
 お年寄りから子供さん、男の人女の人、そして様々な疾患の患者さんを休む間もなく治療。まったく疲れを知らないように、右に左に、患者さん、職員、そして我々に、ひっきりなしに話しかけ動き回っている先生の姿には、本当に感心しました。
 一つの鍼を置くだけで痛みなどの症状が消えてゆくのを「すごいね、すごいね」と感激し、新鮮な気持ちで喜んでおられるのには、本当に驚きました。
 そして、先生のご主人をはじめ、鍼灸師の小野里さん、横井さんには、とても親切にしていただき、感謝しております。医師のH先生とは一緒に研修できたこと、大変助かりました。本当にありがとうございました。

(一) 「そこ!そこです」
まだ話もよくできない子供さんが、「そこ、そこ」と指で鍼を置くところを指摘する。「今日は鍼はいや、ローラー」などとも言う。それで眼が良くなっていく。付き添いのお母さんは、「この頃、眼に困っていないようです」と言っていた。患者さんは皆よく「ツボ」の名前を知っていて先生が「この辺りかな、この辺かな」と尋ねていると、「もうちょっと先かな、公孫かな」とか、「指の股のところ、行間かな」とか指摘する。先生と患者さんとの、こんな会話は初めてです。

(二) 「ほら、皮膚がしまって、ツヤツヤしてきたでしょう」
 背中が湿っぽい患者さんに、「皮膚が弱って汗腺が開いて、水っぽくなるのよ」といって、膀胱経の崑崙に鍼を置いた。「ほら、膀胱経を治療すると、皮膚がしまって、水っぽさがなくなり、皮膚がツヤツヤしてきましたよ」。また、心兪が力なくへこんでいた患者さんには「ほら、ここがへこんでいるのよ、心兪ね、『心(こころ)』の使い過ぎね」と、何気なく話す。
 もっともっと先生のそばで、治療されながら話されている言葉を聞いていたいと思いました。

(三) 「すっかりとれました」
 左心兪に鍼を置いて、右の心兪、肝兪、胆兪、大腸兪など、圧痛を調べて、「どうですか」と尋ねると、「上の方がまだちょっと」。先生は鍼をちょっとずらして「どうですか」と心兪附近を押します。「まだちょっと」。そこで更にちょっとずらします。こんなことを繰り返して、「どうですか」と尋ねて、「すっかりとれました。」と言ってくれるまで、鍼の位置をわずか1ミリでも妥協しない。
 私は「ツボは正確なのよね」という先生の言葉の意味がわかりました。

(四) 「これから勉強です」
 先生は「臓腑の働き」をしっかり勉強しなきゃね」と教えてくださりました。また、「陰陽」の見方考え方をしっかり確立しなければならないことを教えてくれました。
 65歳、ちょっと遅すぎるとは思いますが初めて鍼灸のすばらしさと、勉強の道筋が見えたような気がしております。  本当に、ありがとうございました。

平成20年9月14日(日)
中島 健太


その3
■たった1週間の研修でしたが、吉川先生の間近でいろいろ教えていただきながら、治療を見学できるこんな経験はなかなかできるものではないと思いました。
まず、それを積極的に受け入れてくださる吉川先生の姿勢に感動しました。
 私は今回の研修で一番勉強になったことはそういった吉川先生の鍼灸に対する思いや治療に対する情熱や自信、姿勢などです。もちろん接触鍼でこんなに効果をだせるのかとか経絡治療と中医学をうまく組み合わせて私の及びもつかない考えで選穴されて的確にしかも早く機敏に治療をこなしてゆくなど技術的なことでの感動もたくさんありました。  とにかく先生の治療を拝見させていただいて、私のやりたかったのはこういう治療だ!理想の治療法だ!とおもいました。
いままで鍼灸に対してなにかモヤモヤがあったのですがそれが、すっきりした感じがします。ほんとうに感謝しています!すこしでも多くの経験を積んで技術的にも、いち鍼灸師としても少しでも 吉川先生に近づけるよう努力してゆきたいと思います。
本当に貴重な1週間で わざわざ北海道に行った甲斐はありました。ありがとうございました。
(東京都 Oさんより)

その4
■研修中は、吉川先生の素晴らしい治療に圧倒されて毎日が感動的でした。
何年分にも値するような充実した研修でした。後半の研修では、地元の患者さんたちの顔が次々に浮かんできました。治療に行き詰まっている症状にあれもこれ も、きっと役立つはず、と。それと同時に不安もありました。先生の治療をといれたとしても,果たして私の未熟な治療で、どこまでできるだろう。
まったく効かなかったらどうしよう?期待と不安が入り混じった気持ちで自分の治療院に戻りました。
 長いお休みをとった私を患者さんたちは待っていてくださいました。
吉川先生の治療をすべて一度に取り入れることは到底無理なので、
まずは1週間ごとに目標をたて自分なりに実践していくしかない、と思いました。


* 1週間目 一番の圧痛点の効果的な遠位穴を探してみる

  東方鍼灸院では陰陽太極鍼法、巨刺、子午、経絡の要穴・・・などの理論を駆使して痛みをとっていました。患者さんにもインパクトがあり、局所治療にはない効果が得られていました。経絡のポスターの前でしばしば考え込みながらの悪戦苦闘でした。

は じめは圧痛をとった時と、刺針後に押す指のちからを同じにするのがためらうほど緊張しました。でも、そんな不安は吹き飛ぶほどの効果がありました。残念な がら全員にではなかったのですが、数年来、治療を続けている患者さんばかりです。いままでの局所治療との違いを肌で感じ取って下さったようで、大喜びで報 告してくれました。
顔面神経麻痺の後遺症による顔のこわばりには、足の「内庭」が、ききました。
右足首の圧痛とむくみには左手首の「陽谷」がききました。
目の疲れや涙目には、胆経のツボが効きました。
皆さん、こちらから聞かなくても、このつぼがいい、今のが効いた、など、はっきりと口に出してくださったのにはほんとうに驚きました。


* 2週間目 腹診をする。

今までは、特に腹部の症状がなければ募穴の反応は見ていませんでした.でも
全身の状態を見るのに、大切なのだと研修で実感しました。慢性疲労とか、特に痛みがない症状の時には、実際治療に行き詰まってしまっていたのですが、お腹を見ることで糸口がつかめるのだと思いました。
そして、実際、さまざまな反応が現れるし、経絡を治療することで、こんなに変化がある!症状も変わる!ということを、いまさらながら驚きました。 

* 3週間目 刺さない鍼をしてみる

この2週間、一度で効かないときは、同じ場所に刺しなおしたり、1ミリずらして刺してみたり、もう片方に刺してみたり。刺激を増やす方法で効かせようとしていました。
1つののツボに何度もチャレンジして、やっと成功ということも沢山ありました。
普通に針管で刺しても効果がなかった時に、今度は刺さずに固定してみました。
刺激は弱くなったはずなのに、そのほうが効果があったことが何度もありました。
固定をするので私のように刺針に自信がなくても、取り入れることができます。浅い鍼のほうが効く、というのは実際にはじめて自分で体験してみて本当に不思議だけど、事実なんだなあと思います。

この3週間の取り組みは、研修で見てきたことのほんの何十分の一にもならない発見ですが、見聞きしてきたことを実践できた貴重な経験となりました。鍼灸の経絡の魅力は、私のように小さな治療院の小さなベットの上にも、ちゃんとありました。
そのことがうれしくてたまりません。
今はやっと、鍼灸の世界の入り口に立ったところです.これから、まだまだ勉強しなければならないことがたくさんありますが、宝探しのように「きっと、もっ と効くツボがあるはず!」と、言う気持ちであきらめずに治療に取り組むことができるようになりました。東方鍼灸院、吉川先生に心から感謝申し上げます。
(北海道 Kさんより)











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